瀬戸旅
アート

『直島パビリオン』ってどんな作品?アクセスや鑑賞料は?

直島 パビリオン

『赤かぼちゃ』などとともに直島の玄関口を飾る『直島パビリオン』。
白く不思議な形の作品はフェリーからも目を引きますよね。

今回はそんな『直島パビリオン』についてや、アクセス鑑賞料などについてまとめました。

『直島パビリオン』ってどんな作品?

直島 パヴィリオン引用:瀬戸内国際芸術祭2022HP

直島町は27の島から構成される町です。
その28番目の島というコンセプトで2015年に作られたのが『直島パヴィリオン』です。

直島”パビリオン”と発音することが多いですが、作品名としては『直島”パヴィリオン”』が正解となります。

浮島現象という蜃気楼の一種をかたどった作品です。
浮島現象とは、海面上の空気が一定の条件を満たした状態で遠くから島を見ると、島と海面の境界線が切れて島が浮き上がっているように見える現象のことを指します。

多島美たとうびを誇る瀬戸内海でもしばしば見られる現象です。
直島に滞在中にも時々海を見てチェックしていれば見ることができるかもしれません。

引用:Twitter TRIPROUD

『直島パヴィリオン』は中に入ることもできます
天気がいい日には上の写真のように作品越しの青空を撮れば映えますよ!

作品自体はステンレス製のメッシュで作られています。
ですがかなり丈夫なので、少し高くなっている部分に乗っても不安定さは全くありません。

中は結構広いので、グループで入っても問題なく楽しめると思います。
高低差もあるので、写真を撮るにはむしろちょうどいいかもしれませんね。

夜はライトアップされるのでまた雰囲気が一変しますよ。
外が暗いと内部から外が見えにくくなるので、『直島パヴィリオン』の中にいると潮騒だけが聞こえてきます。

どこか宇宙船に乗っているかのような不思議な感覚も味わえます。

どこにある?アクセスは?鑑賞料は?

『直島パヴィリオン』があるのは宮浦港のすぐそばです。

宮浦港に到着するフェリーからも見ることができる位置にあります。
周囲も開けている場所なので、見つけにくいということはありません。

専用の駐輪場はありませんが、宮浦港に駐輪場はありますので利用できます。
車の場合は、駐車場がないので停めるなら徒歩3分ほどのところにある町営駐車場を利用するようになるでしょう。

近くには『赤かぼちゃ』や『I♡湯』、『BUNRAKU PUPPET』といった作品もあります。
宮浦港周辺を散策する場合にはぜひ立ち寄ってください。

鑑賞料については、必要ありません。
直島の屋外作品は基本的に無料で見ることができます。

アーティスト・藤本壮介氏について

引用:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会HP

藤本壮介氏は建築事務所も設立している建築家です。
東京大学で准教授を務めたり、日本建築大賞をはじめとした多数の賞を受賞するなど華々しい経歴を持っています。

もちろん活躍の場は日本だけに留まりません。
フランスやオーストリアなど、ヨーロッパにもいくつか作品があります。

そして2020年には、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場デザインプロデューサーにも就任されました(写真右端)。
今後の活躍も期待される建築家でありアーティストの1人です。

まとめ

『直島パヴィリオン』はアクセスもよく無料で鑑賞できるので、気軽にふらりと立ち寄れるアートです。
そして写真映えもバッチリのスポットでもあります。

早めに港に着いた時などにもオススメなので、ぜひ中まで入ってアートを体感していただければと思います。