直島に素泊まりで宿泊する時、アート巡りに疲れてゆっくり休憩したいなぁという時。
そういう時にぜひとも立ち寄って頂きたいのが銭湯『I♡湯』です。
直島のアート作品の1つでありながら、実際に入浴できる銭湯です。
見た目はどう見てもアートなのに普通に銭湯として機能しています。
今回は『I♡湯』について、アクセスや注意点、アーティスト・大竹伸朗などについてまとめました。
『I♡湯』について
島民と直島を訪れる客との交流の場としても作られた銭湯です。
かなり特徴のある外観になっており、大竹伸朗氏の世界観がよく表れている作品です!
もちろん外装だけではありません。
内装や浴槽、なんならトイレまで全て大竹伸朗氏のカラーに染まっていますよ!
浴室内には壁の上に象がドン!と鎮座しているようすは目を引きます。
トイレも作品の一部なので、使わないとしてもとりあえず覗くくらいはしておきましょう。
銭湯としての機能は普通に備えていますので、宿泊時にはこちらで入浴していただきたいところ。
番台には地元の人が立っていますし、島民も普通にお風呂に入りに来るので、地域の人とのふれあいも楽しめますよ。
~2022.4.20追記~
2022年3月から、入浴時間ではない日中に浴室見学会が行われています。
この時間なら男湯女湯両方の浴室を見学することができ、なおかつ写真撮影もOKです。
じっくり見たいという方はこちらの見学会にご参加ください。
- 開催時間:13:00~15:50
- 鑑賞料:¥660 ※15歳以下¥310・3歳未満無料・島民は¥320
どこにある?
直島銭湯『I♡湯』は宮浦港から徒歩1分ほどのすぐ近くにあります。
フェリーを降りると、ヤシの木や「ゆ」のネオンが左前方にちらりと見えるので目印になりますね。
すぐ裏や隣に食事ができるお店もありますので、「お風呂上りに一杯」も可能です。
本村や積浦からは少し距離がありますので、町営バスを利用するとよいでしょう。
バスは宮浦港に停まりますので徒歩の距離は短いです。
専用駐車場はありませんが、すぐそばに町営駐車場(有料)がありますので、そちらに駐車をしてください。
駐輪場も同じく、宮浦港にある駐輪場(無料)を利用するとよいと思います。
住宅街の中で通りがかなり狭く、銭湯周辺に駐輪すると迷惑になってしまいますのでご注意ください。
利用時の注意
『I♡湯』を利用する前に知っておいた方が良い事がいくつかあります。
- タオルの貸し出しはない
- 館内は写真撮影できない
- 混雑していると入れないこともある
一番注意すべきは、タオルの貸し出しサービスはないことです。
自分のものを持って行くか、番台で販売しているものを購入するかの2択になります。
じゃあ持って行こうかと思う人が多いかもしれませんが、侮るなかれ。
販売しているタオルは『I♡湯』限定デザインです。
しかもタオル自体は有名な今治タオルなので吸水性も使い心地もバッチリ。
直島銭湯にせっかく入るなら、ぜひ記念に『I♡湯』タオルの購入をオススメします。
大きさ、デザイン、色、値段とバリエーションもありますのでお好みのものをどうぞ!
私もなぜか実家に複数枚あったらしい『I♡湯』タオルが送られてきたので、日々使用しています。
家で使う分にはかなり賑やかな色合いですが、旅の思い出と思えばアリですよ。
引用:Benesse Art Site Naoshima公式HP
他に気を付けるべきなのは写真撮影についてですね。
皆さん服を脱ぐ場所ですから、当然、館内の写真撮影NGですよ!
記録ではなく記憶に焼き付けてくださいね。
フェリーの時間ギリギリに向かうと混雑して入れないこともあります。
ゆっくりと楽しんでいただくためにも、時間には余裕をもって向かった方が良さそうです。
それ以外は基本的に一般的な銭湯と変わらないので、マナーを守って入ればOKです。
大竹伸朗について
引用:Benesse Art Site Naoshima公式HP
大竹伸朗氏の作品は他にも直島にあります。
家プロジェクトの『はいしゃ』やベネッセハウスミュージアムの『シップヤード・ワークス』です。
2013年と2016年の瀬戸内国際芸術祭の際には直島以外の島にも作品を展示していました。
廃材を用いた作品を多く制作しており、『I♡湯』や『はいしゃ』もその1つです。
独特な世界観を持つ大竹伸朗氏の作品をぜひ味わってください。
また、大竹伸朗といえば連想するものの1つにTシャツがあります。
芸能人がTVで着ていますし、オシャレな人が着ているのを見かけることもありますよね。
いろんなバリエーションがありますが、有名なのは「ニューシャネル」でしょうか?
いつものフォントが使用されているTシャツです。
それらの大竹伸朗Tシャツも直島で購入することができます。
銭湯でも可能ですし、本村地区にある本村ラウンジ&アーカイブでも購入できます。
ぜひお風呂上りには大竹伸朗Tシャツで体の芯から大竹伸朗氏の世界観に浸かってみてください。
まとめ
今回は直島銭湯『I♡湯』についてまとめました。
入浴できるアートというのは間違いなく珍しいので、直島に来るならぜひ一度立ち寄ってみてくださいね。