直島に訪れる方の中にはフェリーでの移動は初めてという方も多いのではないでしょうか。
特に高松港から直島へのフェリーは便数もあまり多くないので、現地に着いてから慌てているうちに乗り遅れるという可能性も…。
この記事では時刻表や運賃、高松港、乗船券の購入方法、注意点などについてまとめてあるので、事前に確認して快適な旅の第一歩にしましょう。
※掲載している時刻表や運賃表は2022年2月のものです。
【時刻表】高松港から直島へ
高松港から直島の宮浦港まではフェリーで約1時間です。少し時間はかかりますが、瀬戸内の多島美を見ながらゆっくりと船旅を楽しむのも趣があります。
カモメが船と並走して飛んでいたり、いろんな色の灯台があったり、大きな船とすれ違ったり…ということもありますので、お子さんでも外を眺めて楽しめるかと思います。
ちなみに「なおしま」「あさひ」という2艘のフェリーが運航しており、どちらも楽しいデザインになっています。
2015年に就航した「なおしま」と2018年に就航した「あさひ」、内装も新しくキレイで快適な船旅になるでしょう。どちらに乗れるかは運次第です。
時刻表
高松港から宮浦港へのフェリーは本数が少なく、以下の5便のみとなります。乗り遅れると次は2時間後…なんてこともあり得るので時間には十分注意したいところです。
高速旅客船って何?
高松と直島の行き来にはフェリー以外に高速旅客船という方法もあります。高速旅客船とはフェリーに比べると小型で高速の船です。ちょうどフェリーがない時間帯をカバーするように運航しています。
とはいえ基本的にはフェリーの方がメリットが多いかと思いますので、フェリーでの移動を考える方が多いです。
フェリーと高速旅客船を比べるとそれぞれ以下のようなメリットがありますので、目的やスケジュールに合わせて選択しましょう。
- 高速旅客船よりも運賃が安い
- 乗船券に往復割引があるので少しお得
- 車、自転車、バイクなども載せて移動できる
- 芸術祭期間中は船内に観光案内所が設置されている場合がある
- 所要時間が短い
- フェリーよりも朝早く、夜遅くの運航がある
高松港について
高松港周辺は上記のようになっています。JR高松駅と高松築港駅からほど近い場所にあります。
JR高松駅から高松港に向かうには地上を移動する方法もありますが、信号がいくつかあるので急いでいる時には2階連絡通路を利用するとスムーズに移動できます。
高松駅の正面から出ると、駅前広場の左奥に波打った屋根の階段があります。そこを上って通路沿いに歩いて行くとフェリーの切符売り場に直結しているので雨の日でも濡れることなく辿り着くことができます。
高松駅から高松港までのバリアフリーの道順を動画で紹介されています。
2階連絡通路を使った道順になりますので、よければこちらもご確認ください。
ちなみにフェリーの中では飲み物の自販機はありますが食べ物は販売していないので、フェリー内で食事やおやつを食べる予定なら途中にあるコンビニなどで買ってから乗るとよいです。経路上にある店舗は、
- 高松駅内のコンビニ、カフェ、ファストフード店、パン屋など
- シンボルタワー内のコンビニ、カフェ、レストランなど
です。少しルートを外れますが近くにうどん屋などもあるので、食事をしてから乗船するのもよいかと思います。
車やバイクで訪れる時にはフェリー乗り場の入口にいる係員のおじさんに行先を聞かれるので「直島行きです」と言うと停車場所を教えてくれます。乗船する時には誘導される通りに進むだけなので大丈夫です。
乗船券の購入方法と運賃
直島行きのフェリーは予約できませんので、当日に乗り場で買うことになります。
予約で席が埋まってしまうと生活している島民が困ることになりますからね…(^^;)
フェリーの乗船券は乗り場のすぐ近くの建物で購入できます。同じ建物内で他の島への乗船券も売っています。直島行きの乗船券売り場は一番海側にありますので売り場を間違えないようにしましょう。
乗船券の種類によっては自動販売機でも買うことができます。窓口のすぐ横にあるので混んでいる時などは利用するとよいです。
徒歩で乗船・運賃表
1泊2日までなら往復乗船券が使えるので少しお得になりますし、6名以上で往復するなら回数券を使うとよりお得になります。
待っている間、入港してくるフェリーが大きな窓から見えます。船を固定するための太い縄や乗組員の方々の仕事ぶりは見ていて結構楽しめると思いますので、初めての方はぜひ目の前で迫力を感じてみてください。
徒歩で乗船する場合は乗船券売り場の横の出入口付近から乗船します。乗船券購入後は売り場近くのベンチで乗船開始まで待ちましょう。
到着して下船する時には基本的には右前方から降りることになります。混みあっていると降りるだけでも時間がかかりますし、降りてすぐ町営バスを利用するつもりなら早めに降りないとバスも満員になりますのでご注意ください。
車やバイク・自転車で乗船・運賃表
車やバイクで乗船する場合はそれぞれ大きさや排気量によって金額が異なります。車検証を持って窓口で乗船券を購入しましょう。自転車は一律の金額です。
ちなみに車の場合は運転手の乗船料金も含まれた金額になりますが、バイク・自転車は人の乗船券が別に必要となるので忘れずに購入してください。
車やバイク・自転車の乗船は徒歩の場合と違って船の正面からになります。
車の場合は車内で待ちます。自転車やバイクの場合は切符売り場内の椅子で待ってから乗船が始まる頃に船の正面に向かうことになります。
停車したら上の階の客席で過ごすかと思いますが、次々車が乗ってくるので移動する時は安全には十分注意してください。階段は前方と後方の左右それぞれにあります。
注意点
慣れない船旅をする方のために、高松港から直島の宮浦港へ移動する際の注意点をまとめておきます。
- 芸術祭期間中の土日などは朝の便に人が集まりやすく積み残しの可能性があるので早めに到着して並んでおくのが安心
- 往復乗船券の使用期限は翌日までなので、乗船券の買い方はスケジュールや人数に合わせて考える
- 船内では食べ物は販売していないので、船で食事やおやつを食べたいなら事前に購入してから乗船する
- 風が強い日は船が揺れるので、船酔いの心配があれば酔い止めを用意する
- 霧などにより欠航となる場合もあるので、前日や当日に運行状況の確認をする
- 屋上デッキに出るなら風で飛びやすい帽子などは身につけない
以上です。
しっかり備えて快適な船旅を楽しみましょう!
まとめ
今回は高松港から宮浦港への船の乗り方や運賃、利用時の注意などについてまとめました。
旅の最初で躓いてしまってはその後の予定も変わるしテンションも下がるというもの。
便数が少ないだけに”ついうっかり”で乗れなければダメージは大きいので、事前にしっかり情報収集をして直島への旅を楽しんでください!