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アート

【直島アートの総本山】ベネッセハウスミュージアムのアクセス・楽しみ方

直島 ベネッセ

直島にアート巡りに来ると、ベネッセハウス ミュージアムは外せませんよね。
島内の作品展示の先駆けであり、およそ30年前から訪れる人を魅了してきた場所です。

そこで今回はベネッセハウス ミュージアムについて、行き方楽しみ方をまとめます。

安藤忠雄が設計!ベネッセハウス ミュージアムとは?

ベネッセハウスミュージアム引用:Benesse Art Site Naoshima公式HP

ベネッセハウス ミュージアムとは「自然・建築・アートの共生」をテーマに、美術館やホテルが一体となった施設です。

安藤忠雄氏の設計により、打ちっぱなしコンクリートの洗練された外観と、大きな開口部から光が降り注ぐ造りになっています。

至る所に展示されているアート作品は館内のみに留まりません。

近くの海岸線や林の中などにも点在しており、周辺一帯が美術館のような様相です。

それらの作品の一部はサイトスペシフィック・ワークといい、アーティストがその場所のために制作した作品たちです。

世界中でここでしか見られない作品に触れてみてください。

ベネッセハウスミュージアムへのアクセス!どこにある?行き方は?

ベネッセハウス ミュージアムは直島南部の山の中に位置しています。

自動車や町営バスなどは入れない場所になりますので、徒歩か専用のシャトルバスで向かうようになります。

シャトルバス乗り場は2ヶ所。

地中美術館チケットセンターにあるバス停と、つつじ荘前のバス停です。

入場料は2022年3月12日から¥1,300に少し値上がりしました。
ですが金額分の満足度は十分えられます。というか今までが安すぎたのでは、というくらいです。

地中美術館チケットセンターからのアクセス

地中美術館チケットセンター

地中美術館チケットセンターはその名の通り、地中美術館の近くにあります。

宮浦港から美術館方面に行こうとすると、こちらから行くことになります。

駐車場や駐輪場もありますので、車や自転車で向かう場合はここに停めてシャトルバスに乗ることになります。

ベネッセハウス ミュージアムまでは徒歩で約20分、バスで約5分です。

距離的にはそこまで遠くないように見えると思いますが、一応山道です。

特に夏の暑い時期などには、体力に自信のない方は素直にバスを使った方がよいかと思います。

ちなみに途中に李禹煥美術館があり、バスも停車します。

李禹煥美術館までなら坂道も大したことはないので徒歩でも歩けると思います。

つつじ荘からのアクセス

つつじ荘引用:楽天トラベル

つつじ荘は積む浦地区にある、海水浴場や宿泊施設などが一体となった施設です。

本村港や家プロジェクト、本村地区のカフェ巡りなどから向かうならこちら側になります。

こちらも駐車場や駐輪場は完備されているのでご安心ください。

こちらのバス停からベネッセハウス ミュージアムまでは徒歩で10~15分、バスで2分ほどです。

距離的には地中美術館側から向かうより近いですが、海際から向かうので坂道が険しくなります。

いっそこちらのルートの方が徒歩ではしんどいと思います。

とはいえ途中にアート作品や景色のいい場所もあるので、下りなら歩くのもアリだと思います。

見どころや楽しみ方は?

ベネッセハウスミュージアムの見どころは、多すぎてもはや語り切れないほどです!
とはいえその中でもいくつか抜粋してご紹介します。

小説『007赤い刺青の男』の舞台となった展示

100生きて死ね引用:Sumally

世界的に有名な小説である007シリーズ。

イギリスの諜報機関所属の凄腕スパイ、ジェームズ・ボンドが活躍するスリル溢れるストーリー展開が魅力です。

その中でも2003年に日本でも発売された『赤い刺青の男』ではなんと直島が舞台になりました。

そして小説の中でジェームズ・ボンドが敵と戦ったのがベネッセハウスミュージアムのとある展示室です。

小説の中では心臓を模したアート作品が展示されていたその場所。

実際にはブルース・ナウマン制作の『100生きて死ね』という、タイトルだけ聞くとなかなかハードな作品が展示されています。

天井の高い円柱状の広い展示室に1つだけ展示された作品は存在感たっぷり。

少しの物音すらどこまでも反響する展示室の中で、作品を眺める時間は格別です。

行動や感情に伴う言葉とLIVE/DIEという言葉が組み合わさり「○○ AND LIVE」「○○ AND DIE」となった文字が1つずつ点灯していく様は時間を忘れて惹き込まれる作品です。

どこか禅修行のように、自分自身を見つめ直しながら空間ごと楽しんでいただきたいと思います。

天と繋がる空間『天秘』

引用:Benesse Art Site Naoshima公式HP

私が個人的に一番好きな作品が、ミュージアム地下1階テラスにある安田侃氏製作の『天秘』です。

屋外の空間に大きくつるりとした大理石が2つある空間です。

この空間に満ちている静かな空気が好きで、学生時代は休日に訪れて3時間以上ここで過ごしたこともあります。

基本的にアート作品は接触禁止のものも多いですが、こちらの『天秘』は触れます。

むしろ触れるどころか、寝転がることも可能。

ぜひ仰向けに寝転がって空を見上げてみてください。

少しひんやりした大理石を背中に感じながら見上げる青空は、いつまでも眺めていられます。

あくまで個人の感想ですが、自分が空間に溶けていくような曖昧な感覚が癖になります。

休憩だけじゃない!ミュージアムカフェ&ショップ

ミュージアムカフェ引用:Benesse Art Site Naoshima公式HP

ベネッセハウスミュージアムに限ったことではありませんが、美術館に訪れる場合はぜひカフェやショップにも足を運んでほしいところです。

展示している作品やアーティストの関連商品地元の食材を使ったスイーツなどが楽しめる場合が多いので一見の価値アリです!

ベネッセハウスミュージアムのカフェでは、

  • SOLASHIO(直島で作られている塩)や瀬戸内レモンを使用したスイーツやミニパフェ
  • オリジナルフルーツシロップジュース「せとぽん」
  • デジタル数字のデザインで展示されている『Counter Circle No.18』を模したデザート

などが楽しめます!

パスタなどの食事もよいのですが、ここでしか味わえないスイーツやドリンクでほっと一息ついてください。
メニューの詳細が気になる方はこちらから確認できます。

開放的な窓の外にはもちろんアート作品もあります。

家プロジェクトや直島銭湯I♡湯などと同じ大竹伸朗氏の作品です。

ミュージアムショップ引用:Benesse Art Site Naoshima公式HP

また、ミュージアムショップでは、展示作品や直島の関連書籍、グッズなどが販売されています。

館内で好きな作品を見つけたら、ぜひとも関連グッズを探していただきたいところ。

そうでなくともミュージアムショップはおしゃれな雑貨などが置いてあることも多いので、見ているだけでも楽しめると思います。

まとめ

今回は、直島アートの総本山、ベネッセハウスミュージアムについてアクセスや見どころについてまとめました。

見どころについては、本当に作品も楽しみ方もたくさんありあすぎて語り切れません…。

ぜひ実際に赴いて、自分の五感で感じていただければと思います。